スペインサッカーリーグであるリーガエスパニョーラに在籍しているバルセロナには、カンプ・ノウという99,354人を収容できるスタジアムがあります。バルセロナの練習グラウンドはホームタウンの施設内にいくつもあり、下のカテゴリーから、トップチームに近づくにつれてトップチームの練習グラウンドに近づいていく仕組みになっています。
このような仕組みにしている理由として、バルセロナのチームスタッフは、トップチームの練習風景を見ながら練習に向かうことで、モチベーションの向上を狙っていると語っています。実際にユースチームからステップアップしていったイニエスタやリオネル・メッシなども、トップチームのパス回しやボールタッチを見ながら練習に向かっていたと語っています。このようにサッカーグラウンド一つとっても工夫して作られているのです。バルセロナの練習は、基本的に午前か夕方、一日一回行われます。
開始は11時頃で、所要時間はおよそ1時間半程度です。Jリーグのチームは4時間ほど練習しますが、バルセロナは比較的短いです。午後の練習は18時頃開始が多いですが、決まっているわけではありません。夏場は暑さを避けるため、午前は早め、夕方は遅めの開始になっています。