国際サッカー歴史統計連盟が、世界各国のサッカークラブの2016年の成績を基に集計した2016年の世界クラブランキングを2017年4月に発表しました。2016年度の勝利数や勝ち点数が順位に反映されるこのランキングでは、世界最強リーグであるスペインのリーガエスパニョーラに属するバルセロナやレアルマドリードが1位になると多くのファンは思っていたはずです。しかし、2016年の世界ラクラブンキング1位に輝いたのは意外なチームでした。
前年のランキングでは1位だったスペインのバルセロナは3位に転落し、2016-17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグを制したレアルマドリードは2位にランキングされました。そして、この2大ビッグクラブを抑えて堂々の1位に立ったのはコロンビアのカテゴリア・プリメーラAに属するアトレティコ・ナシオナルだったのです。1991年から始まったこのランキングでヨーロッパ以外のクラブが1位になったのは今回が初めてのことだっただけに、多くのファンは驚いたと思います。
また、欧州サッカー連盟が発表しているヨーロッパのサッカーリーグのランキングは1位のリーガエスパニョーラを筆頭に、ブンデス、プレミア、セリエAという順にランクされています。ただ、プレミアとセリエAとの差は僅差となっており、近いうちに順位が変わる可能性が高まっています。そして、それと同じく世界クラブランキングのトップ10にはスペインのが4クラブ、ドイツの2クラブ、イタリアの1クラブが入っていますが、イングランドからはゼロでした。つまり、世界クラブランキングはヨーロッパのサッカーリーグランキングも反映していたのです。